商品コード: D-aap-008 - 切手猿 monkeys 完全なシート ー 小売価格 ¥640
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D-aap-008; monkeys,
猿, complete sheet, シート
サル目は、哺乳類としては比較的基本的な体制を維持している。爪や歯などには大きな特殊化は起こっていない。その中で、サル類を特徴づけるのは、以下のような点である。
5本の指をもち、親指が他の4本と多少とも対向しているため、物をつかむことができる。
前肢と後肢の指の爪は、ヒトを含めた狭鼻下目のすべての種ではすべての指の爪が平爪である。原猿類と広鼻下目の一部では平爪のほかに鉤爪をそなえる種もある。
両目が顔の正面に位置しており、遠近感をとらえる能力に優れている。
これらの特徴は、樹上生活において、正確に枝から枝に飛び移るために不可欠な能力である。多くの樹上性のほ乳類では、かぎ爪を引っかけて木登りをするが、サル類の平爪はこれをあきらめ、代わりに指で捕まるか引っかかるかする方向を選んだものである。また、それが指先の器用さにもつながっている。
色覚を有し、緑色の葉の間から、さまざまな色をした果実などを見つけるのに有利になっている。
また、
頭部の前方に眼が並び、その面がやや平らになって顔面を形成する。往々にしてこの部分には毛がなく、皮膚が露出する。
大脳がよく発達する。
そして個体間で互いに表情や声で情報交換をするものが多い。
体重100g以下のコビトガラコ (Galago demidovii) から、100kgを超すゴリラまで、多様な種が属している。また、生活環境は樹上生活から地上生活まで幅広く、食性も昆虫食、果実食、草食など、多岐にわたる。ただし、全体としてみれば、樹上性のものが多い。地上性のものはそこから派生したと考えられる。
分布
熱帯系の動物であり、ヒトをのぞけばその分布は熱帯域に集中する。東アジアには温帯域まで分布する種があり、ニホンザルは最も北に分布するサルとして有名である。ヨーロッパにはほとんど生息せず、ジブラルタル海峡ごしに種が生息するのみである。また、北アメリカにもいない。
日本の霊長類研究
第二次世界大戦後、今西錦司らが幸島(こうじま)および高崎山で野生ニホンザル群の餌付けに成功して以来、日本の霊長類研究は飛躍的な発展を遂げた。今西らのニホンザルの文化的行動についての研究は世界中から注目され、その後の霊長類研究の方向性に重大な指針を与えた。
その後もニホンザルにとどまらず、伊谷純一郎など多くの日本人が、ゴリラ、チンパンジー、ボノボなどの類人猿をはじめ、東南アジアからインドにかけてのオナガザル、南米における新世界ザルなど、ほとんどすべてのサルを網羅したフィールドワークを行い、先導的な研究を続けている。
日本のサル学は生態学的研究だけでなく、社会学、生理学、遺伝学、形態学、運動学など多岐に渡り、主に京都大や大阪大において今日も活発な研究がなされている。
The above explanation comes from 出典: フリー百科事典"ウィキペディア"